梅田・十三どすこい倶楽部の理事長日記

本日もお読みいただきありがとうございます。
「梅田どすこい倶楽部」理事長です。

自宅への帰り道にある某コンビニさんに、何度かレジにて会計して頂いたことのある、
誰もが納得される程に、とても愛想の良い素敵な接客をされてるパートさんがおられます。

昨日も買い物に寄ったら、その女性はおられました。
その某コンビニさんには2台のレジがあり、レジには女性のオーナーさん風な方と若い
男性、そしてそのパートさんで計3人おられました。更になかなか店内も賑わっています。

そんな中、小学校低学年くらいの可愛い女の子に手を引っ張られながら、おかあさんと
思われる盲目の女性が入店されました。
その盲目の女性がお酒の缶売り場で、お酒を探されてまして、いつも缶の手触りで
お酒を探して購入されてるみたいなのですが、なかなかお目当てのお酒が見つからない
感じで、当然娘さんもお酒の事は分からないみたいなので、母娘でお困りになられてました。
思わずその光景を見てた私は勇気を出して、その母娘に「何をお探しですか？」
と、聞こうと思いました。(ずっと見てたわけではなく、とても狭いお店なので、他のお客
さんのお姿が嫌でもすぐ目につくのです。)

しかし、私がグズグズしてる間に、そのパートさんはレジから小走りで、本当に愛想よく
「何をお探しですか？お手伝いしますので全然お申し付けください♪」
と、言いながら、一緒にお酒を探します。その後もレジからその母娘が購入する物を
分からなさそうにしてる時はすぐに、本当に愛想よく駆け付けます。

しかし、そうこうしてるうちにレジ2台にお客さんが6～7人並び、片方のレジに、そのパート
さんと、オーナー風の女性が入り、もう片方のレジに若い男性が一人で入っています。
その後も狭い店内に続いてどんどんお客さんが入ってきて、更にレジはにぎわい、
２台のレジには絶えずお客さんが並んでいます。普通ならレジで会計をさばいていくのに
一苦労なのでしょうが、そのパートさんは会計の合間に深々と、待ってるお客さんに
「すみません、少々お待ち下さい」と言って、レジを離れ、盲目の女性のもとへ駆けつけ、
「大丈夫ですか？何かわからないものないですか？いつでもお呼びくださいね。」
と、数回声を掛けに行かれ、盲目の女性もありがとうございますと頭を下げておられます。

この光景は私的には本当にいい光景と感じましたし、改めてこのパートさんの人間性に
ひかれましたし、見習う点も感じましたが、一緒にレジに入ってるオーナー風の女性は、
そのパートさんの行動に第三者から見てもあからさまな不快感を示していましたし、
レジにて会計を待ってるお客さんから見れば、さっさと二人でレジ捌けや！と思われてた
方もいるかもしれませんし、人それぞれ、見方や感じ方があるんだろうなと思います。
やりすぎ、行き過ぎた過剰サービス、状況に応じた行動を、そのパートさんを雇用されてる、
オーナー風な女性は思われたと思いますが、個人的にはこういう女性が当店に入店して
くれたらな～、とか、一緒に仕事をさせて頂きたいなぁって、心から思いました。


ちなみに、その後私も買い物を終え、コンビニさんを出て家路に向かうと、
前を、店内におられた盲目女性と、その娘さんが歩いておられたのですが、
娘さんがおかあさんの手をずっと引っ張りながら、
「私がちゃんとずっと手握ってるから安心してな」って言ったり、
「そこ、下危ないで！も～気を付けてや～」って笑いながら優しく言ってるんです。

なにかその光景を見てるだけで、いい歳したおっさんでも自然と涙が出そうになる位、
私の言葉の引き出しでは形容できない程に、表現に困る本当に素敵な光景でしたし、
私ごときが思う必要もない事でしょうが、本当にあの母娘が今後これからも、
元気でますます仲良くされて頂ければなあって心より思います。

今回の話は自分でも何が言いたいのかよくわからない話になってしまいしたが、
願わくばお一人でも「分かる分かる」って思って頂ける方がおられましたら幸いです。